青函フェリー(函館市海岸町、熊坂高社長)の新造船「はやぶさⅢ」(2997トン、定員300人)が20日、函館―青森航路に就航した。同航路を約4時間で結ぶ。
18日に引退した「3号はやぶさ」(2000年就航、2107トン)の後継船。はやぶさⅢの定員は3号はやぶさの3倍で、同型船が3隻体制となる。全船が高齢者や車いす利用者に配慮したエレベーターや昇降機の備わるバリアフリー仕様に切り替わった。
同社によると、初便の函館午後2時35分発青森行きには乗客50人とトラック30台、乗用車5台が積み込まれ、定時に青森港へと出港した。函館市国際水産・海洋総合研究センター周辺などで初便を撮影するファンの姿も見られた。
はやぶさⅢの就航を記念して、同社は22日まで記念グッズを数量限定で配付しており、函館発の便の利用者にはロゴ入りのクリアファイル、青森発の便の利用者にはロゴ入りのボールペンが配布される。
就航記念グッズの配布は無くなり次第終了する。(市丸和秀)