函館地方気象台は26日、函館市でサクラの開花を観測したと発表した。平年より4日早く、昨年より2日遅かった。
この日の午後に同気象台職員が五稜郭公園内にある標本木(ソメイヨシノ)で5~6輪の花が開いた状態を確認した。「令和初」のサクラの開花は、暖冬だった影響で平年よりかなり早くなると見込まれたが、今月20日ごろから雨や気温の低い日が続いたことで、昨年より遅くなった。
今年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴う国の緊急事態宣言を受け、函館市は同公園と函館公園で花見電飾を中止した。また、五稜郭公園周辺の五稜郭観光駐車場、市中央図書館駐車場、市芸術ホール・北洋資料館駐車場は7日午前9時まで閉鎖している。(山崎純一)