函館市の工藤寿樹市長は26日午後3時半から、市役所で記者会見し、函館市で新型コロナウイルス感染で初の死者が確認されたことを明らかにした。
市によると、死亡者の年代、性別は家族の意向で非公表で、日本国籍で函館市在住の無職とだけ発表した。
2月16日にせきの症状があり、17日に医療機関を受診して肺炎を疑う所見があり、同日、別の医療機関を紹介で受診、発熱のほか、胸部レントゲンやCTで肺炎が認められ入院したが、25日に死亡したという。死因はウイルス性肺炎。翌26日に検査結果が陽性と判明した。
市は「市内で死亡事例が発生したことなどから、引き続き感染拡大の防止に努めるとともに、行動歴や接触者の調査を行い、原因の究明を図っていきたい」としている。