春の大型連休2日目の4月30日、函館市内のサクラの名所は観光客で終日にぎわった。肌寒さは残るものの、雨だった29日から天気は持ち直し、恒例の「花見電飾」には多くの市民や観光客が訪れた。
函館公園(青柳町)では、約400個のちょうちんがサクラを幻想的に彩る。園内に高低差がある分、さまざまな視点で花見が満喫でき、カメラを片手に散策する人の姿がみられた。おでんやたこ焼きなどの露店も人気を集めていた。
室蘭市の会社員佐々木遥紀さん(22)とアルバイト伊藤沙由さん(21)は「函館には初めて訪れたが、どこもサクラがきれいで感動した。また来たい」と笑みを浮かべていた。
ライトアップは函館公園と五稜郭公園(五稜郭町)で10日まで。午後7時に点灯し、平日は同9時、土・日・祝日は同10時まで楽しめる。(稲船優香)