函館西高校(函館市元町、堂下則昭校長)は今年、創立110周年を迎えた3日には函館市民会館大ホール(湯川町1)で記念式典を挙行する在校生や教職員、同窓会役員など約700人が出席し、節目を祝う
1905(明治38)年に北海道庁立函館高等女学校として開校50(昭和25)年、男女共学制となり現校名に改称したこれまでに3万858人が卒業し、歌手の北島三郎さんや作家の辻仁成さん、小説家の故・佐藤泰志ら各界の著名人を輩出している
校舎は八幡坂を上り切った函館山の麓に位置し、函館港や市街地を一望できる現在は478人が在籍校訓「志高く」を胸に、歴史と文化の薫り高い坂を一歩一歩踏みしめながら、青春を謳歌(おうか)している
早期から進路意識を高める指導に重点を置く社会人による講演会や大学生との対話集会、地元企業研究など生徒の将来を見据えたキャリア教育を通し、夢の実現に向けたサポートに取り組む
その傍ら、部活動も活発近年全国高校総文祭に出品した写真部や、本年度全道ベスト8の女子バレーボール部のほか、多くの部局が全道レベルを誇る
堂下校長は「多くの卒業生が道内や全国各地で社会に貢献している伝統を110年守ってきたことは喜ばしい卒業生にとっては、母校に対する思い出がそれぞれあるはず式典、祝賀会には多くの卒業生が出席するので、親交を深め楽しいひとときを過ごすとともに、記憶に残る式典になってほしい」と話している(稲船優香)