函館市は10日、中国東方航空(本社・上海市)が中国・杭州市と函館を結ぶ定期航空路を10月27日に開設すると発表した毎週火、土曜日の2往復で、国交省の認可後に正式決定する中国との定期路線は、天津、北京に次いで3路線目で、さらなる外国人観光客増加が期待される
同社は道内とは、上海と新千歳、旭川間のほか、北京?旭川間に定期便を運航し、函館が4路線目今年2月には杭州?函館間にチャーター便を計6往復運航した工藤寿樹市長ら官民による訪問団が7月、上海の同社を訪問し、新規路線開設を要請し、同社も函館との定期路線開設に前向きな姿勢を示していた
使用機材はエアバスのA320(156席)火曜日が午後4時、土曜日が午前11時半に函館着を予定する杭州は名所旧跡が数多く残る古都の一つで、上海と高速鉄道で1時間程度で結ばれる人口も1000万人規模の大都市同社東京支店は「人口密集地との直通便開設は選択肢を広げる北海道は中国で人気が高く、函館も有名だ旭川や札幌の路線をみても搭乗率を確保できる勝算はある」とする将来の増便の可能性は需要次第だとし、「自治体や空港の協力は欠かせない」とした
市では運航初便に合わせて歓迎事業を予定市港湾空港部は「トップセールスの成果が早期に実現し、うれしく思っている中国からさらに多くの観光客に来ていただけると期待している」としている(今井正一)