道教大函館校吹奏楽団(西崎さくら団長)の「春一番コンサート2019」が10日午後4時から市芸術ホールで開かれる。道南では初となる2019年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲「『あんたがたどこさ』の主題による幻想曲」(林大地)など全5曲披露を予定。譜面がそろってから約1週間しかなく、本番に向け練習に熱が入っている。
同団は現在1年生から3年生までの31人で活動。今年度の全日本吹奏楽コンクールでは道代表を勝ち取り、全国大会で銀賞を受賞している。今回の演奏会は団員の他にも同大学に推薦入試で合格が決定している2人らが賛助出演を予定している。
演奏曲の目玉は、2019年度の全日本吹奏楽コンクール課題曲の全5曲披露。譜面は全日本吹奏楽連盟が1月31日ごろから全国の吹奏楽団体へ順次発送し、同団の手元に全ての譜面がそろったのは2月2日。演奏会まで1週間ほどという強行スケジュールで、道内では珍しい演奏会という。このほか、昨年大ヒットした英国のロックバンド「クイーン」の伝記映画「ボヘミアン・ラプソディ」の楽曲などを予定している。
西崎団長は「短期間でお客さまに満足してもらえるよう底力を出したい。中学、高校生の参考になる演奏をできれば」と話す。
チケットは500円。購入者は当日午後2時半から、同団常任指揮者の三笠裕也音楽監督(大野中学校教諭)による課題曲の解説も含む公開リハーサルも観覧できる。
問い合わせは同団の山口さん(080・2874・0419)へ。(伊藤 尚)