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看護師から競輪選手に! 伊藤、7月デビューへ意気込む

 看護師から競輪選手へ―。ホワイトガールズ2期生の伊藤のぞみ(116期、31)が今春、日本競輪学校(静岡=現・日本競輪選手養成所)を卒業し、7月10日に豊橋競輪場(愛知)でデビューする。1年間みっちり自転車を学んだ伊藤は「地元で優勝できるように頑張りたい」とやる気に満ちている。
 伊藤は函館出身で元看護師。2016年に函館市などが女子競輪の発掘・育成を目指した「ホワイトガールズプロジェクト」の1期生として参加した。2度の受験を乗り越え、昨年5月に晴れて日本競輪学校に入学した。
 「競輪を一から学べて毎日が新鮮だった」。朝から寝るまで“自転車漬け”の充実した日々を過ごしてきた。同期生は女子21人、男子69人。女子では最年長だったが、若い選手たちに負けじと闘争心を燃やしながら仲間と競った。ダッシュ系の素質が開花し、追い込みや捲(まく)りを徹底的に強化したことで太ももは58センチと太くなった。
 卒業間近の1月にはインフルエンザや肋骨を折る不運もあったが、3月の卒業記念レースでは3レースとも4着。競輪学校順位(平均競争得点)は全体の18位とし、学内の記録会で1着5回、2着8回と1年間で培った力を出し切った。
 卒業後は地元函館のバンクに通い、練習しているほかに、ホワイトガールズの同期で、昨年デビューした寺井えりか(114期、26)、三尾那央子(同、31)の2人からアドバイスをもらうなど備えている。今まで以上に自己管理が求められ、「自分で時間を見つけて取り組まなければ」と気を引き締める。
 思い入れの強い地元でデビューはかなわなかったが、今の目標は「函館のレースで優勝すること」ときっぱり。函館競輪場の充実した施設で経験豊富な指導者の下、無事競輪学校に合格できた。看護師を辞め、無収入になった時にも競輪場の医療スタッフとして働くなど支援もあった。「地元にはお世話になった。恩返しができるよう頑張りたい」。感謝を原動力に“凱旋V“の夢を追いかけ続ける。(佐々木 司)










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