函館市教委と函館マラソン大会実行委(桜庭辰弥委員長)は3日、「2017函館マラソン」(7月2日開催)の参加申し込み期間について、当初の3月17日までを、4月17日までに1カ月延長することを決めた。宿不足が顕著なためで、今月中旬以降、不足分の客室供給が確保できると判断した。
各4000人の定員に対し、3日午前0時現在の申し込み状況はフル約83%、ハーフ約84%で全体では約84%に達している。エントリー開始時期を昨年より1カ月早い2月13日とし、開催日も6月から7月に変更したことで、選手にとっては宿泊確保が2カ月分前倒しになった。オフィシャルスポンサーのJTB北海道は大会に向け、昨年よりも4割増の1000室を確保。さらに追加した400室も即完売という状況だ。
現時点で、7月の宿泊予約を開始していない施設が多いためで、結果的にJTBの供給が追い付かなくなった。
JTBは今月10日に100室を追加する予定で、羽田空港発着の函館マラソンツアーの造成も急いでいる。市教委と実行委も8日、市内100カ所以上の宿泊施設への状況調査を行い、ランナーの宿泊確保を後押しする考えだ。(山崎大和)