★観光地、活気ほど遠く(15日) 函館市内の観光地は14日、お盆休みを利用して観光を楽しむ人の姿が見られた。全国的な新型コロナウイルス感染拡大の影響に加え、日中の最高気温が10月中旬並みの16・8度(気象庁速報値)と肌寒い天候のため、例年のような活気とは程遠い様子だった。
★Uターンもまばら(17日) お盆期間を古里や行楽地で過ごした人たちのUターンが16日、本格化した。全国的な新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、同日のJR新函館北斗駅では、新幹線ホームを行き交う人はまばら。また、お盆期間中の函館市内の観光地も例年のにぎわいには及ばず「静かなお盆期間」となった。
★終戦の日、戦没者を追悼(17日) 函館市連合遺族会(浜野幸子会長)は15日、同市青柳町の函館護国神社(大橋幸生宮司)で戦没者追悼平和祈願祭を開き、会員ら約30人が戦没者の冥福を祈りながら恒久平和への思いを新たにした。
★陽性者、16日までに200人超に(17日) 函館市内の8月単月の新型コロナウイルス新規感染者(発表分)は、16日で200人に達した。今年1月の281人以来の200人台となり、市立函館保健所は「過去最悪のペース。お盆期間中の往来に伴う感染拡大が判明するのは、潜伏期間を含め、あと1週間ほどかかる」とさらなる感染者増に危機感を募らせいる。
★縄文施設、入場者大幅増(18日) 函館市縄文文化交流センター(臼尻町)の8月前半(1~15日)の入館者数は、前年比1665人(83・7%)増の計3652人と大幅な伸びをみせた。また、同センターに隣接する「道の駅縄文ロマン南かやべ」に立ち寄った人は計4525人、史跡大船遺跡(大船町)の来場者は計3657人と、いずれも前年より多くの客足を誘った。市教委文化財課は「縄文遺跡群の世界文化遺産登録の効果により、顕著に入場者数が増えている」とみている。
★ベイエリアでエゾシカ目撃(18日) 函館市末広町のベイエリア付近で14日、エゾシカ1頭が目撃された。市内では7月に函館山での目撃情報があったが、ベイエリアでの目撃は今回が初めて。市農林水産部では「函館山で目撃されたエゾシカと同一個体の可能性が高い。保護するために捕獲方法を検討していきたい」としている。
★函館市、55~59歳に接種券(19日) 函館市は18日、23日午前9時から受け付けを開始する新型コロナウイルスワクチンの接種予約スケジュールを更新した。次回は集団接種と、市が予約を受け付ける大規模接種が可能な医療機関7カ所で行う個別接種に計6488人分の枠を用意する。55~59歳の市民約1万2000人に接種券を発送した。
★西部地区再整備三セク社長に北山氏(19日) 函館市西部地区再整備事業の実施団体を担う第三セクター「株式会社はこだて西部まちづくRe―Design」(通称・HWeR=エイチ・ウィ・アール)は18日、市内で臨時株主総会と取締役会を開いた。代表取締役社長に北山拓地域経済活性化支援機構(REVIC)マネージャーが就任する人事を決めた。
★「感染予防策徹底を」函館市医師会長が会見(20日) 函館市医師会の本間哲会長は19日、市医師会館で記者会見を開き、新型コロナウイルス感染者の急増に伴う市内の医療体制の現状について「病床のひっ迫度合いが通常診療にかなりの影響を与え始めている」との危機感を示し、「市民の皆さんの協力が必要。一人一人が感染防止策を徹底してもらいたい」と訴えた。
★IT・ロボット活用を支援(21日) 函館市は、市内の企業がIT(情報技術)やロボットを活用し、生産性向上に取り組む支援策「専門家(ITコーディネーター)派遣事業」と「IT・ロボット等活用生産性向上補助金」の支援対象を募集している。市経済部工業振興課は「専門家による適切なアドバイスを受けた上で、補助金を有効活用し、IT設備の導入につなげてほしい」としている。
★ヒグマ出没、函本がマップ公開(21日) 道警函館方面本部は、管内のヒグマの出没状況を一目で確認できる地図を、同本部ホームページで公開する独自の取り組みを行っている。同本部地域課は「一覧性と持続性を持った新しいヒグマ対策。山でのレジャーに出掛ける際の判断材料になれば」としている。