★道南自治体、コロナ支援で独自施策(5月31日) 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、道南の各市町でもさまざまな支援策を打ち出している。コロナ禍の打撃を受けた事業者への資金の工面や、日常生活の維持が困難となっている世帯への家計支援が柱だ。自治体独自の施策は〝第1弾〟が出尽くしたが、未曾有(みぞう)の国難から立ち直るのは容易ではなく、第2、第3の策が必要になりそうだ。
★大沼地区で「希望の花火」(1日) 七飯町大沼地区の子どもたちや地域を元気付ける「希望の花火」の打ち上げが5月31日に開かれた。ぐるり道南観光推進協議会(小林克彦会長)が、大型連休中に旅行などができない地区住民のためにと開催。約10分間にわたって夜空を彩った。
★ホール利用、6月もなく(1日) 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言の解除を受けて、函館市内の社会教育施設も5月26日から運営を再開したが、ホール施設では6月もコンサートなど催事の予定がない状況が続いている。イベントでの利用人数は感染状況を見ながら段階的に要件が緩和される見通しだが、ホールの利用団体からも状況改善を望む声が上がっている。
★函館山ロープウェイ、五稜郭タワー、観光施設営業再開(2日) 新型コロナウイルスの感染拡大防止を目的とした道内の休業要請が1日、すべて解除された。函館市内の観光施設などでは感染予防対策に取り組みながら営業を再開。函館山ロープウェイでは営業再開を待ち望んだ地元客らが始発から足を運んだ。
★小中学校、通常授業再開(2日) 新型コロナウイルスの感染拡大で休校していた函館市内の小中学校で1日、通常授業が再開した。感染予防策を講じた上で、学期の再スタートを切った。函館大森浜小学校(紺野克典校長、児童487人)では、児童は玄関までの通路にテープでつけた1メートル間隔の印を基準に整列し、密集を回避して校舎内に入っていた。
★道南スルメイカ漁解禁、水揚げ少なく、価格も落ち込む(3日) 道南スルメイカ漁が始まり、2日早朝、函館漁港に今季初のイカが水揚げされた。函館市水産物地方卸売市場でいけすイカ811キロの競りが行われ、新型コロナウイルスの影響で1キロ当たり2200円~2000円(昨年5200円~3800円)と過去5年で最低水準に落ち込んだ。漁業者、市場とも厳しい取引開始となった。
★函館中部に理数科設置、公立高配置計画(3日) 道教委は2日、2021~23年度の公立高校配置計画案を公表した。渡島管内では昨年度決定の計画からの変更として、22年度に函館中部への理数科の新設が盛り込まれたほか、地域連携特例校の南茅部の再編整備を保留する方針が示された。
★「戸井学園」今秋着工へ(4日) 函館市教委は3日までに、戸井西小学校、日新小、潮光中学校、日新中の4校を統合し、来年4月の開校を目指す市内初の義務教育学校「市立戸井学園」の増築工事実施設計をまとめた。現在の潮光中(小安町)の駐車場に小学校校舎を増築。今秋の市議会で承認を得てから着工、年内の完成を目指し、総事業費は約3億8000万円を見込む。
★放火・殺人未遂と断定、捜査本部設置(5日) 函館市時任町で住宅の内部が全焼し、この家に一人で住む無職、稲田静子さん(61)が重傷を負った火災について、道警函館方面本部と函館中央署は4日、稲田さんへの聞き取りと現場検証の結果、現住建造物放火、殺人未遂事件と断定し、同日午後7時に捜査本部を設置し、100人態勢で捜査を進めている。
★ふるさと納税、函館市5億円突破(5日) 応援したい自治体に寄付ができる「ふるさと納税」で、函館市への2019年度の寄付が5億円を突破した。前年度比1・7倍で過去最高を更新。市は、返礼品の水産加工品などが人気を集め、リピーター獲得につながったとみている。
★函館競馬場で馬場浄め(5日) 日本中央競馬会(JRA)函館競馬場(荻原真場長)で4日、13日に観客が入場できない「無観客競馬」として開幕する函館競馬期間中に人馬の無事を願い「馬場浄め」と「馬頭観世音祭」が執り行われた。
★おかずデリバリーに感謝の声(6日) 函館市内の飲食店が調理した料理を委託業者が職場へ届ける市の実証実験「おかずデリバリー」が始まった。新型コロナウイルスの影響で需要減に悩む事業者はまとまった注文が得られるとあって、参加店から感謝の声が上がっている。
★「やなせたかし展」始まる(6日) 道立函館美術館(五稜郭町37)で5日、特別展「愛するひと やなせたかしの世界」が始まった。4月25日に開幕を予定していたが、新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。14日まで。