★故梅谷さんの凧、願いとともに空へ(5日) 独創的な凧(たこ)作りを続けた故梅谷利治さん(1929~2017年)の作品を使った凧揚げ会が4日、函館市の緑の島で開かれた。干支(えと)のネズミをモチーフにした連凧などが、新春の空に舞った。
旧函館東高の教諭だった梅谷さんの教え子で、NPO法人体験塾SUMOCCA(スモッカ)代表の中田嘉明さん(62)が毎年正月に開催している。
★連休で初詣客分散(6日) 令和初の新年を迎えた道南は、1日から5日まで比較的穏やかな天候に恵まれ、各地の寺や神社に大勢の初詣客が訪れた。
函館八幡宮(谷地頭町)には、正月三が日で約6万人が参拝。五稜郭タワー(五稜郭町)は、1~3日に計7858人(前年比696人増)が展望台からの眺めを楽しんだ。2日に初売りを迎えた丸井今井函館店(本町)は、4日まで3日間の来店客数が前年より1割以上伸びた。スキー場の函館七飯スノーパーク(七飯町東大沼)は、1~3日で前年より約3割多い3444人が来場した。
★令和初の初競り盛況(6日) 函館市水産物地方卸売市場(豊川町)と市青果物地方卸売市場(西桔梗町)で5日朝、令和になってから初めてとなる年始恒例の初競りが開かれた。
水産市場では約300人が集まり、午前7時から「初売り式」を開いた。この日の入荷量は約18トンで、釣り上げた後、船上で発泡容器に詰める「下氷イカ」約2トンのほか、メバルやヒラメなどが並んだ。
青果市場の初競り式は、函館巴太鼓振興会の演奏で始まり、丸果函館合同青果と東一函館青果の卸売2社と市の関係者ら約100人が集まった。初日の入荷量は野菜が57・2トン、果実が18トン。
★12月スルメイカ、前年比14倍に(7日) 函館市農林水産部がまとめた市水産物地方卸売市場における昨年12月の生鮮スルメイカ取扱量が、前年同月比14倍の168トンと、低水準ながら激増した。漁期終了が今月末に迫る中、累計取扱量が前年を超える可能性も見え始めた。
函館朝市えきに市場(函館市若松町)の「元祖活いか釣り堀」では、スルメイカ釣りを楽しむ外国人観光客でにぎわっている。
★函館市年賀会に750人(7日) 2020年函館市年賀会(市、市議会、函館商工会議所主催)が6日、ホテル函館ロイヤルで開かれた。函館の政財界から約750人が参加。工藤寿樹市長は、今夏の東京五輪・パラリンピックに触れ、「国内外から多くの観客、観光客が訪れると期待している。市としても官民挙げて盛り上げ、函館の魅力を国内外に広くアピールしたい」と意欲を示した。
★GLAYライブにファン熱狂(11日) 函館出身のロックバンド「GLAY」が10日、函館アリーナで、結成25周年を記念したライブを開いた。止まることなく進化を続ける4人のサウンドに、全国から集まった4000人のファンが酔いしれた。11日も行われる。函館のライブは緑の島に2日間で5万人を動員した2018年8月以来。
ボーカルのTERUが「きょうは函館で聞くGLAYの音楽を楽しんでほしい」と語り、昨年10月に発売したアルバム「NO DEMOCRACY」の収録曲やミリオンセラー「誘惑」など25曲を披露した。