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荒井三津子さん・暮らしのパレット/節分

 雪も寒さもこの土地の個性だと思って暮らしているが、立春のころは、つい愚痴(ぐち)が出る。南の方からは桜の話題もちらほら聞こえてくるし、柑橘(かんきつ)類は今が盛り。なんともうらやましい。だが必ず春はくる。明けない夜はないし、止まない雨もないように、来なかった春もない。だからウイルス騒ぎも必ず沈静化する。そう思わなければこの閉塞感は耐え難い。
 節分は、次の季節が始まる前日のことをいう。立夏、立秋、立冬の前日も節分だったが、立春の前日だけが年中行事として定着したようだ。桃の節句、端午(たんご)の節句などの節句も、暦の上での季節の節目である。あるものが終わり、新しいものが始まる区切りを「節」という。そのつなぎ目には隙間ができるかもしれないし、弱くなるかもしれない。季節も同じだと昔の人は考えたのだろう。
 危うい節目は邪気に狙われやすい。健康長寿、家内安全などを祈願してさまざまな邪気を払うための行事が生まれたのは想像に難くない。ひな祭りの流しひなや端午の節句のしょうぶ湯も同じ発想で生まれたようだ。豆まきは一番分かりやすい邪気払いである。北海道は落花生をまくところが多いが、鬼が退散するならどんな豆でもよい。今年はとりわけ大きな声で「鬼は外!」と叫ぼうじゃないか。
 大切な人たちとの接触をこれ以上避けて暮らすことも、疑心暗鬼の日々も、もうたくさんである。「福は内!」など、ぜいたくは言うまい。とにかく鬼退治が先決である。今こそ力を合わせて有形無形の鬼退治を!(生活デザイナー)

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