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荒井三津子さん・暮らしのパレット/ふるさと

 本来なら東京オリンピックで大にぎわいの7月になるはずだった。それがこのウイルス騒ぎで今は話題になることも少ない。もし開催されていたら私たちは「ニッポンチャチャチャ」と声をそろえただろう。スポーツには人々を一致団結させる不思議な力がある。
 団結といえば、今、各都道府県の、いわゆる「県民意識」は強くなっているのではないだろうか。連日、都道府県別に感染者数が発表されるからだ。北海道が少なければホッとし、増えてくると気落ちする。感染者数競争が勃(ぼっ)発しているようにも見える。
 もちろん人数は少ない方が良い。住民の総数も生活のしかたも違うのだが、感染者が少ないと「みんな良く頑張っているぞ」と互いの自粛を自慢に思う。だが、この感情は他の地域の人々との交流を避けることにもつながっているようだ。感染者が出た町の人との接触にはどうしても神経質になり、それが大きなストレスになっている。困ったものだ。
 ふるさとというのは不思議なもので、同郷の人に会うと、どんな人であるかを知る前になぜか安心する。偶然同じ中学校出身だと分かれば、年代が違ってもなぜか盛り上がる。それが私たちの感情である。今回の騒ぎはそんな健康な神経を傷めている。移動が制限されるなら、今暮らしている町での生活を見直して謳(おう)歌するしかない。幸いなことに北海道の野菜は今おいしい。その上、美しい。足元の幸せを見つめる夏にしたい。(生活デザイナー)

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