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荒井三津子さん・暮らしのパレット/介護の現実

 東京の叔母を訪ね、激励する生活はそろそろ1年になる。仲の良かったご主人を失い、90歳を前に一人暮らしが始まった。子供がいないので唯一の身内が夫。以来、夫婦で時間を作っては東京に通っていたが、昨年末に転倒して入院した。
 持病の心臓病も思わしくなく、介護区分を見直してもらったが、結果は「要支援2」。在宅酸素が必要で歩行も困難なのに、要支援2では一人暮らしは難しい。退院の期限も迫り、先日、叔母の一人暮らしを支えるプロジェクト会議が開かれた。
 20年来の主治医、ソーシャルワーカー、ケアマネージャー、理学療法士、訪問診療医、訪問看護師、区の介護担当者、その他相談員さんや事務担当の方々も合わせると総勢12人の大会議になった。記憶障害もなく、しっかりした叔母ではあるが誰が見ても要支援のレベルではない。参加者全員が納得できないので、不服申し立てをして区分申請の見直しを要求することにした。
 それと同時にベッドや手すりの手配、ヘルパーさん探しなどプロジェクトチームは一気に動き出した。医療保険か介護保険か、誰が何をどのくらい受け持つのか、あまりに複雑で、メモを取りながら私には不安ばかりが募った。
 とは言え、一つずつやってみるしかない。心細さで元気がなかった叔母だが、訪問診療のお医者さんと看護師さんが二人とも、期せず若いイケメンさんだったからか、「家に帰ったらなんとかなるわ、頑張れそう」と笑顔になったことが唯一の救いだった。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット

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