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荒井三津子さん・暮らしのパレット/「松の内」

 お正月は年中行事の中でも最大級のはずだが、クリスマスという外来の行事のおかげで12月25日の夜まで街中にはその気配があまりない。それは仕方がないとして、せっかくのお正月気分が年々短くなっている気がするのは私だけか。
 仕事始めの日は振袖姿の社員もいた時代は、7日ごろまでは間違いなく皆、松の内気分だった。とんど焼きの15日にやっとお正月が終わり、平常の生活に戻ったものだ。昨年末、コンビニがお正月に休むかどうかが話題になっていたが、お正月はコンビニに限らずどの店も休むのが通例だった。だから皆、年末に買い出しに行き、日持ちするおせち料理を作ったのだ。
 いつの間にか年中無休の店が増え、元旦は休んでも2日には開く店が増えた。若い人たちは冬物のバーゲンがうれしいようだが、お正月とは直接関係はない。コンビニではすでに恵方巻きの予約が始まり、早くもひな祭りのケーキの予約がスタートする。年中行事は継承されているように見えるが、その真髄は形骸化の一途である。なんだか寂しい。
 さて7日は「七草粥」である。この日は日本の五節句の一つで「人日(じんじつ)の節句」である。中国の言い伝えと日本の古い若菜摘みの風習がいっしょになり、七草粥を食べる節句として定着したようだ。地方によって違いは多々あるが、一般に7日までを「松の内」という。無病息災を祈念して、あらためて今年の抱負を考える日にしたい。(生活デザイナー)

      暮らしのパレット

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