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荒井三津子さん・暮らしのパレット/「結婚式考」

 夫の若い同僚の結婚披露宴を我が家で開いた。中国人とカナダ人の学者カップルである。冬の休暇に中国に帰るというので、振袖やウェディングドレスを着た写真を家族に見せたらよいのではないかという老婆心で企画した。
 披露宴と言っても新婚の二人と私たち、着付けとヘアメイク、写真と料理がそれぞれ得意な友人だけの小さな集いだったが、実に楽しい時間だった。古い振袖とドレスが役に立ったのも嬉しかった。
 日本の結婚式についてかなり深く調べたことがある。神前結婚式は日本古来のやり方だと思われているが、実は明治初期の発案である。白無垢も伝統的な衣装だとは言えない。庶民の婚礼は自宅で執り行ってきた。花嫁衣装も特別なものではなかったようだ。貸衣装業と専門の式場、披露宴会場などが整って、いつの間にか大勢を招く今の結婚式の形になった。
 その後も披露宴は進化をつづけ、仲人はいなくなり、専門の演出家たちが取り仕切る新郎新婦を囲むパーティー形式のイベントが主流のようだ。そんな中、「我が家にお招きするように」というようなキャッチフレーズのハウスウェディングが人気を博している。
 だが、従来、冠婚葬祭はどんなに狭くても自宅でやるのが一般的だった。昔のよい風習が改めて見直されつつあるということか。我が家での小さな披露宴は、手作り感満載の食事会だったが、新郎新婦は本当に幸せそうだった。こちらにもそれが伝わって少し若返ったような気がした。(生活デザイナー)

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