(荒井三津子さん・暮らしのパレット)「日本語の進化」

 分からない日本語が増えている。不愉快な日本語ほどあっという間に広がる。言葉が変化するのは当然である。万葉の言葉も江戸時代の文書も読めないのだから文句を言う権利などない。とはいえ、である。
 夜は外食にしようと娘を誘ったら、予定が分かり次第返事をするという。その返事が「大丈夫です」というメール。大丈夫というのは外食できるということかと聞くと、そうだという。また別の日、今夜は家で食事をするかという問いに「食事は大丈夫です」と来た。この場合は家で食べないということだという。可能か不可能かよく分からないと言うと、分からないほうがおかしいと一蹴された。文脈から分かるだろうと言われた。
 若い頃、父と話していた時、「驚いた時に、ウソ! と言うのはやめなさい」と注意された。「本当?」と言うのでさえ、相手を疑う表現で無礼だというのだ。「驚いた」という日本語とそれを表現する言葉がたくさんあるのだから選んで使いなさいと厳しく言われた。当時はずいぶんかたいことを言うなと思ったが、今なら理解できる。言葉はその意味を増やしながらどんどん進化し続けている。そしてどの時代も大人たちを悩ませるらしい。
 それにしても、「まじ」「うける」「やばい」の3語は撲滅したい。誰がなんと言っても私は撲滅したい。だれか賛同してくれませんか。(生活デザイナー)

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