北海道エアシステム(HAC)は9日、2020年4月から順次導入してきた新型機「ATR42―600」(48席)の3号機を丘珠(札幌)―函館間などで運航開始した。
HACでは1998年から活躍していた「SAAB(サーブ)340B型機」(36席)の入れ替えとして新型機を導入。今回の3号機就航により、初の機材更新が完了した。同社は日本航空(JAL)のグループ会社で、3号機の外観はJALグループが加盟する「ワンワールド・アライアンス」の特別塗装機で、ATR型機としては世界初の塗装となっている。
本来は8日から運航開始を予定していたが、機材トラブルで1日延期されていた。初便の丘珠発函館行きでは丘珠空港で乗客に記念品が手渡された。
サーブ340B型機で残っている2号機は12月下旬に退役する。(山崎純一)