函館の観光スポット、五稜郭タワー(中野恒社長)は1日から、冬期間消灯していた塔体3面のライトアップを再開した。新型コロナウイルスの影響で自粛ムード中、街に活気を与える光を輝かせている。
同社では2011年の東日本大震災発生以降、夏季(7~9月)、冬季(12月~3月)を節電期間とし、函館山からの夜景観賞として見える南西側の2面のみライトアップしている。
新型コロナの影響で、同社では国内外からの観光客が激減する厳しい状況の中にも関わらず、函館に少しでも元気を届けようと通常通り全面点灯を再開した。同社では「一刻も早いコロナウィルス禍の終息に対する祈りと希望の明かりとしてのライトアップとしたい」とする。
全5面のライトアップは夏季節電期間に入る前の6月30日までで、点灯時間は日没から午後10時まで。(山崎純一)