函館市の公募で愛称が「函館ウェルカムガーデン」に決まったJR函館駅前の花壇で13日、整備が完了した。色とりどりの花が華やかに彩り、市民や観光客を楽しませている。
市の函館駅前・西部地区花いっぱい業務として、桔梗造園(石川町、山本久明社長)が植栽や維持管理を担当。JR函館駅前の花壇「函館ウェルカムガーデン」では、「函館の海と灯り」をテーマに6つのエリアが設けられ、約70種類1万4700株が植えられた。
4月中旬から植え込みを開始し、最終段階を迎えた13日は約10人の社員が草花の植栽と併せて、除草や花殻摘みを行い、きれいに整備した。海や波をイメージしたコバルトブルーの木製パーゴラ、漁火に見立てた球体のLEDライトなどもあり、立体的な空間で花の魅力を引き立てている。
現在はパンジーなどが見頃で、6月末からはラベンダーやバラなども楽しめる。7月末から8月中旬には、夏の花を中心に一番の見頃を迎える。花の種類やマップをまとめた花壇の案内板も設置してあり、二次元コードから詳しい情報にアクセスできる。同社の山本かおる取締役は「いろいろな花の組み合わせを楽しんでもらいたい。気に入った花を検索して自宅の庭などの参考にしてもらえれば」と話している。(早坂直美)