8月9~11日に江差町で開かれる道内最古の祭り「江差姥神大神宮渡御祭」を前に、町内を巡行する13台の山車(やま)の一つ「清正山」の人形が14日、函館空港国内線旅客ターミナルビル1階に登場した。
370年以上続く町内最大のイベントを空港でPRしようと、姥神大神宮祭典協賛実行委(打越東亜夫会長)が毎年設置。清正山は町本町の山車で、武勇や建築の神とされる肥後熊本藩初代藩主の加藤清正公がモチーフになっている。
この日、実行委や函館空港ビルデングの関係者が2時間ほどかけて、高さ約2・5メートルの人形をエスカレーター横の中央ホールに設置。甲冑をまとった清正公の迫力ある姿が空港利用者の注目を集めている。展示は8月4日まで。
打越会長は「この3日間は江差の街が一番熱く燃える日。多くの人に足を運んでいただき、江差人の心意気を感じていただきたい」と話している。(金子真人)