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道南スルメイカ初水揚げ 価格はおととしの水準に戻る

 今季の道南スルメイカ漁が始まり、2日朝、函館市の函館漁港に初水揚げされた。市水産物地方卸売市場でいけすイカ894キロ(昨年861キロ)の競りが行われ、1キロ当たり2100円(同1650円)で取引された。過去2年は新型コロナウイルス感染拡大で需要が低迷し、取引額が下落したが、今年は行動制限がなく、おととし(2200円)の水準に戻った。
 解禁は1日で、出漁した市漁協所属などの16隻のうち、漁獲のあった15隻が2日未明に戻った。午前5時すぎ、船内のいけすからイカをタモ網ですくって出荷。イカは勢い良く水を吐き出し、体を伸び縮みさせていた。イカ全体では1・2トン(同1・7トン)の水揚げがあった。
 漁師の田原正明さん(62)は「初日としては昨年より量はあった。ただ、イカが少ないので今後続くかが心配。魚体サイズは例年通り小さい」と話した。
 函館魚市場によると、胴長は13センチ、重さは53~54グラムで小ぶり。同社の平松伸孝取締役部長(58)は「コロナが落ち着き、買い手も力が入っているが、価格はコロナ前には及ばない。原油高で1回の漁で燃油代が6万~7万円掛かっており、それに見合う水揚げがないと厳しい」と漁獲増に期待を込めた。
 イカは早速、函館のスーパーや鮮魚店に並んだ。はこだて自由市場内(新川町)のイカ専門店「富田鮮魚店」では、店頭であめ色に輝くイカが初夏の訪れを感じさせていた。富田和子社長(72)は「ないと思っていたので、スタートは良かった。昨年までの不漁を取り返したい」と話していた。
 函館では、夏から秋にかけスルメイカ漁の最盛期を迎えるが、近年は極度の不漁が続く。漁期は来年1月末まで。(山崎大和)










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