【木古内】木古内町で14日、田植え作業が始まった。町鶴岡の東出雅史さん(54)の水田では、晴天のなか町内のトップを切り、午前8時から道南産のブランド米「ふっくりんこ」などの苗を植えた。
東出さんの水田では47ヘクタールの作付けを予定。そのうち約32ヘクタールが「ふっくりんこ」で、このほか「きらら397」、木古内町の地酒「みそぎの舞」の原料となる「ほのか224」も生産する。作業は5月いっぱいまで続く。
4月17日から播種(はしゅ)し、ハウスで1カ月ほど育てた苗は10センチほどに成長。青々と輝く苗を、長男の雄太さん(31)が田植え機を使ってきれいに並べ植えた。
雄太さんは「播種を始めてから天気に恵まれ、いい苗が育った。田植えもスムーズに進み生育が楽しみ」と笑みをみせた。雅史さんは「今年は少雪だったので、水不足を心配している。苗の生育は順調だったので、いい状態で収穫を迎えたい」と話していた。(佐藤由紀彦)