不動産業の東銀リアルエステート(東京、澤井隆社長)は企業版ふるさと納税を利用し、函館市に1000万円を寄付した。19日には市役所で感謝状贈呈式が行われ、工藤寿樹市長がに澤井社長に謝意を伝えた。
今年度から「企業版ふるさと納税」の認定自治体となり、3件目の寄付となった。今回は同市が実施しているICカード乗車券「イカすニモカ」を使った70歳以上の高齢者向けの交通料金助成制度に活用される。
澤井社長は函館市出身で、育った地元への恩返しや自身の母親が市内の介護施設で世話になったことなどに感謝し、福祉分野に生かしてもらおうと寄附を決めたという。感謝状を手渡した工藤市長は「多額の寄付をありがとうございます」と感謝状を贈った。
澤井社長は「少しだけでも恩返しができてうれしい。今後も継続していきたい」と話した。(小杉貴洋)