【上ノ国】社会現象化しているスマートフォンゲーム「ポケモンＧＯ」によるトラブル回避の呼び掛けと合わせて観光客を呼び込もうと、町は２７日、公式ホームページ（ＨＰ）に特製マップを公開した。ダウンロード可能で「安全かつ効率よくゲームを楽しみ、観光地巡りやお盆の帰省時などに活用してもらえれば」としている。
マップは町内の飲食店や名所を伝える観光案内を基に、広報担当の太田垣博之さんが仕事帰りに町内をくまなく回ってゲームを実践しながら独自調査で情報をまとめた。
モンスターを捕まえるのに役立つ道具が無料で手に入る「ポケストップ」は、石崎郵便局や旧江差線天ノ川駅、上ノ国八幡宮、国道２２８号沿い・北海道発祥の地看板前など計１１地点。モンスター同士が対戦する「ジム」は、天の川橋東側モニュメント前と道の駅もんじゅモニュメント前で、いずれも今後変更になる可能性はあるものの、写真と地図で分かりやすく伝えている。
歩きスマホや運転中のゲーム禁止、危険な場所に近づかない、周囲の状況を常に確認すること―の注意点に加え「お腹がすいたときはマップの飲食店を探して腹ごしらえを」「疲れたときはマップの温泉でひと休み」。さらに「上ノ国町釣りカレンダー」やふるさと納税の返礼品（農水産物）の紹介も盛り込んだ。
ポケモンＧＯ関連のトラブルが相次ぐ中、太田垣さんは「上ノ国でも同じ問題が起きる可能性がある。安全に利用していただき、まちの魅力を多くの人に感じてもらいたい」と話している。（田中陽介）
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