函館市西桔梗町の松崎正明さん(88)が、自宅の向かい側の芝生に植えたコスモスが見ごろを迎えた。約10メートルにわたって、白やピンクの花が咲き誇っている。
松崎さんは20年以上前から、約500坪の敷地でコスモスを栽培。毎年4月に種を植え、6月初旬から花が咲き始める。松崎さんは「放置しておくと雑草が生えてきて、空き缶などのゴミが大量に投げられていた。環境整備や住民の心の癒やしになればと思い始めた」と話す。
芝生には松崎さんが自作したバドミントンのネットが設置され、週末に地域の子どもたちが元気に遊ぶ光景が見られるという。桔梗西部町会の村田照代会長(73)は「健康で明るく、住みよい町を目指しているので続けてくれていることに感謝したい」、松崎さんは「子どもたちに少しでも太陽にあたって外で遊べるような場所にしていきたい」と話している。(木村京子)