市立函館保健所は24日、函館市内で新たに15人の新型コロナウイルス感染を確認し、すでに感染を公表していた1人(年代、性別非公表)が死亡したと発表した。また、函館大学は同日、21~24日に学生と職員計17人が感染したと発表し、同保健所は市内6件目のクラスター(感染者集団)と認定した。
同校によると、21日に学生1人、23日に学生10人、24日に学生5人、職員1人の感染を確認。いずれも無症状または軽症という。同校は地域への感染拡大防止と状況把握のため、25~29日を臨時休業とする。
24日、新たに同保健所が確認した感染者は、20代男性9人、10代男性2人、70代女性、20代女性、70代男性、50代女性で、症状はいずれも無症状または軽症。14人はすでに感染が判明している患者の濃厚接触者または接触者だが、50代女性は感染経路が不明。いずれも市内宿泊療養施設への入所に向けて調整している。市内での感染確認は累計で380人となった。
また、日乃出町の救護施設「明和園」のクラスター関連では1人の感染者を確認し、累計で41人となった。