プロバスケットボールクラブ「レバンガ北海道」を運営する、道バスケットボールクラブの橋詰公人CEO(最高経営責任者)が20日、函館市役所を訪れた。橋詰CEOは、青森のプロクラブとのエキシビジョンマッチや、小・中学生らを招いたバスケ教室などを盛り込んだ青函交流イベントを7月23、24の両日に、函館アリーナ(湯川町1)で開催する意向を示した。
この日は橋詰CEOと同社広報・PRディビジョンの太田雅樹マネージャー、協働でイベント企画を進めている函館商工会議所青年部の齋藤利仁会長ら5人が、工藤寿樹市長を表敬訪問した。
地域振興や競技普及を目指す同クラブが、道新幹線開業を記念して初めて青函交流をテーマに企画。エキシビジョンマッチは「函館カップ」と銘打ち、レバンガと青森ワッツが激突。今秋開幕の新リーグでレバンガは1部、青森ワッツが2部と異なるが、橋詰CEOは「熱戦が期待されるとともに、東北からの集客も期待できる」と説明した。
試合観戦に加え、青函の小・中学生、車椅子バスケチームによる交流試合や両プロクラブ選手によるバスケ教室を予定。レバンガは2月に同アリーナで公式戦を行っており、施設整備やサポーターの雰囲気に太鼓判を押している。
今回のイベントも、昨年から青森ワッツ側から函館開催を希望する声が上がっていたといい、橋詰CEOは「このイベントを機に、東北カップを函館まで持ってきたいと思っている。道内の地域振興に協力するクラブとして、函館を大いに盛り上げたい」と意欲を示した。工藤市長は「新幹線開業と合わせて函館への注目が増している。どんどんアリーナを活用してもらいたい」と歓迎した。(蝦名達也)