【七飯】大沼合同遊船は24日、今シーズンの営業を終えた遊覧船の陸揚げ作業を行った。新型コロナウイルスの影響で、昨年より1カ月ほど早い上架となった。
作業は午前8時半ごろから始まり、遊覧船5隻を重機でけん引して陸揚げ。その後、来シーズンに向けてプロペラの点検やエンジンの氷結防止を行った。
同社によると、今シーズンは新型コロナ感染拡大の影響で前年比4万8502人減の2万3919人と落ち込んだ。9~11月にかけては修学旅行や「Go Toトラベル」などで盛り返したが、外国人観光客やツアー客の減少が響いた。川村晃也専務は「今年は想定外だった。来年はどうなるかわからないが、早く収束して観光客が戻ってくることを祈りたい」と話していた。
同社は来年1月1日からワカサギ釣りの営業を開始する予定で、順次冬のアクティビティーを実施していく。(北川隼夢)