【七飯】大沼公園内の遊歩道脇の湖面で6日、マガモのひな9羽が母鳥に寄り添って泳ぐ姿が見られた。周りの樹木は深い緑色になって水面に反射する中、顔が黄色く愛らしいひなたちが静かに移動していった。
大沼・小沼では越冬する群れや、春の初めや晩秋に渡りで羽を休めるカモ類を多く観察できるが、繁殖する姿は少ない。大沼でヘラブナ釣りをする人によると、マガモは最近、大沼の軍(いくさ)川河口から東大島付近までの間や小沼の湖畔などで雌雄の姿が確認でき「以前に比べると初夏から見られる数は減ったし、カモ類のひなを見るのも珍しくなった」と話している。(山崎純一)