五稜郭タワー(中野恒社長)は13日、新型コロナウイルス感染予防のため、18日から5月6日まで臨時休館すると発表した。
同社によると、新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が関東や関西などで出され外出自粛となっている中、タワーの展望台やエレベーター内では密閉・密集・密接の「3密」状況が発生し、客や従業員の健康被害が考えられるため。
今後、五稜郭公園のサクラが見ごろとなる春の大型連休期間に入り、道内外から大勢の来客が予想されるが、同社は「感染予防を最優先し、一刻も早く収束を願うため苦渋の判断だった。ご理解、ご協力をお願いしたい」としている。
新タワーとなった後の休館は、2018年9月の胆振東部地震発生時、停電により短期間ではあったが、長期間は初めて。休館期間は新型コロナの状況によって変更の場合がある。再開後は営業時間を短縮し、午前9時~午後6時(通常午前8時~午後7時)となる。
1階アトリウムも利用不可となり、2階で営業している飲食店は対応を検討している。問い合わせは直接各店(旬花=0138・30・6336、五島軒=同52・5811)へ。(山崎純一)