全国各地の郵便局で年賀はがきの引き受けが15日、一斉に始まった。函館中央郵便局(函館市新川町1)では、引き受け開始セレモニーが行われ、中央保育園(小川美保子園長)の年長園児21人がミニ新幹線に乗って家族や祖父母宛てに書いた年賀状を専用ポストに投函した。
北海道版の絵入りはがきに北海道新幹線のイラストが描かれていることから、七飯町所有のH5系ミニ新幹線をセレモニーに使い、開業に向けての機運も高めた。
米田健司局長が「年賀状は人と人をつなぐ絆。日本の素晴らしい文化」とあいさつした後、園児が「やぎさんゆうびん」と「お正月」を元気良く合唱。園児たちはミニ新幹線に乗って専用ポストまで行き、はがきを投函した。川瀬百愛(もあ)ちゃん(6)は「留萌のおじいちゃん、おばあちゃんに書きました。新幹線に乗れて楽しかった」と笑顔を見せていた。
同局では年賀はがきを投函した先着100人に貯金箱と卵1パックをプレゼント。25日までに投函すると元旦に配達され、同局は「1日でも早く出してほしい」と呼び掛けている。(鈴木 潤)