函館市仏教会(永井正人会長)は13日、釈迦が悟りを開いたことを祝う「成道会(じょうどうえ)」を市芸術ホールで開いた。市内の仏教系の8園の園児338人が、合唱で感謝の気持ちを表現した。
成道会は、釈迦が明けの明星を見て悟りを開いたとされる12月8日に合わせ、同会が「おしゃかさまのおさとりをたたえるつどい」として毎年開催している。
この日は、3部構成。1部では園児がステージで「一週間」「クラリネットをこわしちゃった」など世界各国の歌を元気いっぱいに披露。2部の法要では「三帰依文」を会場全体で唱和し、導師を務めた永井会長が「お釈迦さまの教えを守り、みんなが仲良く安らかに過ごせる社会を目指します」と表白文を読み上げた。このほか、函館大谷短大の光る影絵サークルの公演もあり、園児たちを喜ばせた。
認定こども園花園大谷幼稚園の國枝柚杏ちゃん(5)は「ステージは緊張したけれど、みんなで一緒に歌えて楽しかった」と笑顔を見せた。(飯尾遼太)