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洞爺丸の悲劇を後世に 事故から65年、北斗で慰霊法要

 【北斗】1954(昭和29)年9月26日に起きた「洞爺丸台風」から65年となった26日、台風で犠牲となった人を追悼する慰霊法要が北斗市七重浜7の「颱風(たいふう)海難者慰霊碑」前で開かれ、遺族ら約50人が花を手向け、故人をしのんで慰霊碑に手を合わせた。
 「洞爺丸台風」では青函連絡船洞爺丸が沈没し、少なくとも乗員・乗客1155人が命を落とした。第11青函丸、日高丸、十勝丸、北見丸の各連絡船でも乗組員が亡くなり、函館市史によると犠牲者は計1430人にのぼる未曽有の大惨事となった。多くの人が流れ着いた七重浜には、55年に慰霊碑が建立された。
 この日は函館市仏教会(永井正人会長)が法要を主催し、永井会長が導師を務めた。参列者は僧侶15人による読経が始まると、目に涙を浮かべて合掌し、粛々と焼香していた。
 参列した函館市時任町の大原愼子さん(70)は北見丸の事務長だった父を亡くした。事故直後は情報が少ないため、何が起きたのか分からず、家族全員呆然としていたという。「当時としては信じられない事故だった。残された私たちには事故の記憶を伝えていく使命がある。その使命を果たすためにこれからもお参りに来たい」と話していた。(飯尾遼太)

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