函館市本町の複合施設シエスタハコダテと函館コミュニティプラザ(Gスクエア)は、「10~20代の若者の夢をかなえる」をテーマにしたプロジェクトを計画している。アンケートに実現したい夢を書き、施設側が実現に向けた企画を手掛ける。Gスクエアの天野正敏副センター長は「暗い世の中だが、若者が自信を持てる機会を作りたい」と話している。
シエスタでは今年、函館を舞台にした映画「きみの鳥はうたえる」の三宅唱監督が、若者向けにスマートフォンで映画を撮影するワークショップを開いた。施設を運営するSPC函館本町開発の岡本啓吾さんは「2日間、参加した若者が生き生きとする姿を見て、ほかにも夢を隠し持つ人がいるはず」と感じ、「ドリーム・ラボ」と題して企画した。
施設側が10~20代を対象に「将来したい仕事」「広いスペースと資金があればやりたいこと」「習得したい技術・才能」を問うアンケートを実施。寄せられた夢を実現するために、施設側がサポートするという。
アンケートは31日まで。GスクエアのSNSから回答できるほか、アンケート用紙をGスクエアに設置。抽選で30人に1500円分の電子マネーカードや地下飲食店街の食事券などが当たる。問い合わせはGスクエア(0138・35・4000)へ。(深津慶太)