「函館子ども歌舞伎を育てる会」(佐藤観生会長)は7月の自主公演に向けて実施しているクラウドファンディング(CF)に最後の協力を呼び掛けている。
市川団四郎さんが主宰、指導する子ども歌舞伎の歴史は平成が幕開けした1989年に始まり、以来、地域の子どもたちが古典芸能に触れる機会を育んできた。12回となる自主公演は7月28日に市芸術ホールで開催。「絵本太功記 十段目 尼ケ崎閑居の場」など3演目で、幼児から高校生まで23人が稽古に励んでいる。
CFの目標額は100万円で、義太夫や三味線奏者、顔師らを招く費用、衣装、舞台装置などに充てるために1月から実施中。締め切りが22日に迫るが、13日現在で達成率は約3割にとどまる。寄付金は3000円から受付、金額に応じてお礼の手紙、プログラムへの氏名掲載などの返礼も用意している。
同会は「稽古を頑張っている子どもたちのために満足のいく舞台を用意したい。協力をお願いします」と呼び掛けている。
ホームページアドレスは(https://www.countdownーx.com/ja/projects/jaccs)、電話での申し込みも可能。問い合わせは事務局(080・4040・0728)へ。(今井正一)