道南地域の神社で7日、無病息災を願って正月のしめ飾りなどを焼く「どんど焼き」(焼納祭)が開かれた。函館八幡宮(川見順春宮司)でも、多くの参拝者が訪れた。
どんど焼きは、全国的に小正月の1月15日に開かれるが、道南では「松の内」最終日の7日に執り行われる。
開始の午前9時が近づくと、参拝者が続々と同八幡宮に訪れた。灰が周囲に飛ばないように設けられた「忌床(いみどこ)」には熊手が並べられ、しめ飾りが積まれた。神職が祝詞を挙げた後に火が付けられた。参拝者は燃え盛る炎に手を合わせ、煙を頭にかけるなどして無病息災を祈った。
住吉町の池田宗雄さん(63)は「昨年は病気にかかり、家族にも迷惑をかけた。今年は家族全員が平和でいられることを願っている」と話していた。(柳元貴成)