冬型の気圧配置が強まった影響で、8日の道南は各地で気温が下がり断続的な雪となった。函館では最高気温が氷点下となり、今季初の真冬日となった。函館の真冬日の初日は昨年より8日遅かった。日中の最低気温は長万部氷点下9・9度、函館同6・0度など、ほとんどの地点で今季最低となった。
函館では午前10時ごろに積雪が15センチを越え、西部地区では市電の線路に除雪車が出動するなど、本格的な冬の到来を感じさせていた。市内神山町の主婦は「数日前は気温が10度ぐらいあったので、急にこんなに雪が降るとは思わなかった。雪が湿っているので除雪が大変」と話していた。午後7時現在の積雪は函館17センチ。
函館地方気象台によると、9日も冬型の気圧配置が続くほか、気圧の谷の影響で雪の降りやすい日は14日ごろまで続く見込み。(山崎純一)