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伊能忠敬像の制作進む

 【横浜】鳴海清春町長、中塚徹朗福島町史研究会長らが22日、横浜市の彫刻家酒井道久さんの自宅兼アトリエを訪れ、町が来年、伊能忠敬の没後200年を記念し町内に設置する銅像の原型を見学した。伊能忠敬研究会の渡辺一郎名誉代表、伊能の子孫である洋画家伊能洋さん、町の学芸員鈴木志穂さんらも同席した。
 銅像は、1800(寛政12年)の第一次測量に際して、町吉岡で蝦夷地に初上陸して測量を始めた伊能の姿をイメージし、町が酒井さんに発注した。津軽海峡からの海風を浴びながら、当時の測量器具「彎窠羅鍼(わんからしん)」をのぞいて、函館の方向を見据える姿をかたどった。
 原型の大きさは銅像と同じ1・85メートル。設置時は高さ2・5メートルの台座に据えられるため、下から見上げた時の視覚効果なども考慮して、少し身をかがめた姿勢とした。鳴海町長は「直立像をイメージしていたので少し違和感があったが、実際に見てみると、精悍(せいかん)な表情と生き生きとした造形が素晴らしい」と絶賛、来年3月の完成に向け期待感を示した。
 酒井さんが伊能の銅像を手掛けるのは、東京都江東区の富岡八幡宮に設置されている「伊能忠敬銅像」に次ぐ2作目で、「今回のモチーフは富岡八幡宮のものより少し若い55歳頃。顔の造形には苦心し、意欲に満ちた表情に作り直した」と話す。
 原型は12月中にも完成し、年明けにも型取りと鋳造に入る予定。町は、銅像が設置される「伊能忠敬北海道測量記念公園(仮称)」のオープニングセレモニーを来年4月下旬に開き、酒井さん、渡辺さん、伊能さんらを招待して感謝の意を表したいとしている。(神部 造)










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