道によると、渡島2市9町の人口は前回調査(10年)に比べ5・3%減の40万4987人となった。桧山7町は10%減の3万7863人となり、14振興局の中で最も減少率が高かった。
渡島で減少率が高かったのは松前(16・1%減)、木古内(14・9%減)で、道内でもワースト5位タイ、8位に入る。
桧山は全町で10%前後の減少率となった。せたな11・7%減、乙部11・4%減、奥尻11・2%減などで、減少率の高い町が多かった。道総合政策部は「桧山は高齢化、過疎化が急速に進んでいる」とみて、今後も人口減少が続くと見通す。
全道の総人口は2・2%減の538万3579人。唯一、札幌を含む石狩管内が1・5%増と伸びたほかは軒並み減少し、人口減少傾向が顕著になっている。(山崎大和)