【乙部】乙部町沖合の日本海上空で17日夜、光の筋が縦に見える「光柱」が発生し、町内の西田卓見さん(50)が撮影に成功した。
光柱は、上空の雲の氷の結晶に光が反射する現象。同日午後8時20分ごろ、友人から電話で「夜空に光の筋がある」と聞いた西田さんが同9時ごろにかけて町内の高台の公園で撮影した。
撮影当時、乙部沖合ではイカ釣り漁船が操業中で、函館地方気象台によると、そのいさり火が反射した可能性が高い。
西田さんが光柱現象を目撃し撮影したのは、1992年12月27日、2004年8月23日、11年7月6日に続き4回目。これまでは「すぐに消えると困るので自宅前から撮っていたが、光源のいさり火も入るように次は宮の森公園に行こうと決めていた。冬場は冷たい空気などで光柱が出やすいが、夏のこの時期の現象は珍しい。いさり火と一緒に写せて良かった」と話していた。(田中陽介)