【厚沢部】厚沢部の特産メークインをアピールしようと、恒例の巨大コロッケ作りが23日、町役場前駐車場で行われた。直径2メートルの巨大コロッケがキツネ色にカラッと揚がり、制作を見守った多くの観客から歓声が上がった。
第14回あっさぶふるさと夏まつり(実行委主催)の目玉企画。コロッケは厚沢部産メークイン140キロ、タマネギ10キロ、ひき肉10キロで種を作り、小麦粉2キロ、パン粉4キロ、卵10キロをまぶした。
制作は、厚沢部商工会青年部(渋田潤介部長)が協力し、OBの福島伸之さん(50)と倉谷守男さん(47)が手作業で成形。クレーンでつり上げ、200度に熱した270リットルのキャノーラ油入りの特製鍋で5分ほど揚げ、小分けしたものを来場者に無料で振る舞った。
カラッと揚がったコロッケは、口に入れるとサクッといい音がなり、ジャガイモの甘みが口の中に広がった。夫の実家が厚沢部で埼玉県所沢市から訪れた主婦折戸幸恵さん(64)は「すごいおいしい。厚沢部のメークインは最高です」と笑顔。渋田部長は「厚沢部とメークインの存在を知ってもらい、また遊びに来てもらえればうれしい」と話していた。(山崎大和)