函館マラソン大会実行委員会(桜庭辰弥委員長)は17日、13日に受け付けを開始した「2017函館マラソン」(7月2日開催)のエントリー状況をまとめた。各4000人の定員に対し、フルは75%、ハーフは65%で全体では7割に達している。事務局の市教委は順調な滑り出しとする一方、宿泊予約が取りにくい状況は今後に解消される見通しを示し、引き続き参加を呼び掛けている。
昨年はエントリー開始3日半でフルが定員に達したが、今年はやや落ち着いた状況で「新幹線開業や『第1回大会』の追い風がない中では順調」とする。
一方で、ランナーからは早くも宿泊予約が取れないという声も。事務局によると、大手旅行会社JTB北海道は大会に向けて、昨年よりも4割増の1000室を確保。ただ、2月時点で7月の宿泊予約を開始していない施設もあり、ランナーの予約が同社のサイトに集中したことで、予約が取れない状況を招いたとみる。
同社は客室を随時追加しており、大部屋プランの追加も予定。各施設でも春にかけて、新たな予約も開放されていく見通しだ。事務局は「3月17日のエントリー終了まで1カ月ある。宿の見通しが立ってからのエントリーでも十分間に合う。より魅力度が増した大会に参加してほしい」と呼び掛けている。(今井正一)