【北斗】市(旧上磯町峩朗)出身で昭和を代表する歌手、三橋美智也さん(1930~96年)を応援する団体「全国みちや会道南支部」(山下勇吉支部長)は9日、新函館北斗駅前に建立を進めていた生誕の地記念碑の完成お披露目会を現地で開いた新幹線開業に合わせ、北斗が生んだ三橋さんの功績や才能を理解する新たなスポットとなりそうだ
三橋さんは54年のデビュー以降「古城」「哀愁列車」など多くのヒット曲を生み出し、ミリオンセラー(100万枚突破曲)は32曲、レコード売上枚数は1億600万枚とされる
記念碑(210センチ×110センチ)は黒御影石と白御影石を使い、三橋さんの40歳ごろの顔写真を影掘りしたほか、高橋はるみ知事が「三橋美智也生誕の地」と揮毫(きごう)全国300人余りのファンらから集まった基金670万円を建立費に充てた
お披露目会には高谷寿峰市長ら約40人が参加、記念碑をじっくり眺めながら三橋さんの功績と歴史に思いをはせた山下さん(74)は「会員の協力があって、計画を成し遂げることができた三橋がここに生まれたことを知ってほしい」と話した全国三橋美智也みちや会の工藤隆代表(69)=青森市=は「感無量新幹線効果で多くの人が来てくれればうれしい」と喜びの表情を見せた
記念碑は来年3月26日の開業直前に仮除幕、6月3日に除幕式を行う同4日には第18回全国三橋美智也歌唱(カラオケ)大会が市総合文化センターで開催予定(山崎大和)