【七飯】JA新はこだて(畠山良一組合長)は18日、2015年産新米の初検査を七飯基幹支店農産物検査場で行った町内産「ゆめぴりか」と「きたくりん」の計12・6トンが全量1等に格付けされた
同JA管内で最も早い検査で、出荷したのは同町鶴野の工藤誠一さん(47)JAの検査員が袋からサンプルを抜き出し、水分含有量や整粒歩合、粒ぞろいを調べた1等の認定を受け、畠山組合長が工藤さんにお祝いの品を手渡した新米はホクレンを通じ全道に出荷、大型連休中にも店頭に並ぶ
工藤さんは11ヘクタールに5品種を作付け、今月1日に収穫を始めた作業は10月上旬までかかるといい、工藤さんは「今年は高温障害もなく、品質は良好」と話した
全国の14年産コメ価格は過去最低水準まで低下したが、15年産は生産調整が始まって以来初めて過剰作付けが解消される見通しとなり、新米価格は値上げに転じている同JAが生産者に支払う概算金も前年を上回るという道南ブランド米「函館育ちふっくりんこ」は10月1日から店頭販売を予定している(山崎大和)