渡島、桧山のアマチュアが日ごろの修練の成果を発揮して競う「第19回道南竜将戦」「第9回道南小学生竜将戦」(函館新聞社、日本将棋連盟函館中央支部主催)が23日、函館新聞社で開かれた「道南竜将」の称号が与えられる有段者の部は、函館市の会社員前田貫さん(42、アマ4段)が2連覇を達成した無段者の部は函館工業高校3年の佐々木猛君が優勝し「日本将棋連盟初段免状」を獲得した小学生戦は函館柏野小4年の影悠希君が今大会初優勝を飾った
有段者の部は10人、無段者の部は12人、小学生は11人が出場一般は予選後、トーナメントで争い、小学生は4回戦のポイント式で争った
前田さんは学生時代に腕を上げてきたが、最近は仕事の都合で将棋センターなどには行けず、家でインターネット対局で勝負勘をつけてきた若い世代と顔を合わせての戦いを制し、「どの局面も難しく、厳しい1日だったまた来年も優勝を狙いたい」と話した
佐々木君は中学生時代まで将棋を習い2段並みの力を付けていた高校では部活の関係で一時離れていたが、高校最後の年に挑戦し、見事に初段免状を獲得「緊張せず自分の力を出し切れたことが良かった」と振り返る
影君は小学1年から将棋を始めたこの日は唯一全勝しての栄冠「最後の対局はきつかったけど、ここで勝って喜びたかった」と満面の笑顔を見せた(山崎純一)
各部の結果は次の通り(敬称略)▽有段者の部=①前田貫②野田省吾③斉藤航輔▽無段者の部①佐々木猛②伏見和真③小林拓也▽小学生竜将棋戦=①影悠希②山本隆悟③山本然④庄山航生⑤三浦理彦