函館市青少年補導センターの2014年度の補導件数は、前年度から7件減少の66件となった注意・指導件数も前年度比106件減の854件と大幅に減少し、主管部局の市子ども未来部次世代育成課は「情報提供に協力的な店の増加や学校との連携が密になってきているため」としている
補導した66件のうち、不健全性行為が同4件増の50件と、約76%を占めた喫煙は11件で前年度から半減飲酒は2件で、無断欠席など「その他」が3件だった補導場所はカラオケボックスが64件と大半を占め、同課は「狭くて閉鎖的なカラオケボックスでの補導が例年続いている」と説明する
被補導者は高校生が58人と最多で、中学生と有職がそれぞれ4人小学生と無職はいなかった
100件以上の減少となった注意・指導件数では、小・中学生同士のゲームセンター入場が408件、カラオケ店入場は321件と目立った自転車の2人乗りも72件あったが、同センターは6月の道路交通法改正に伴い、2人乗りをはじめ、イヤホンを付けたまま危険な運転をしている学生への指導を強化し、注意を促している
世代別では中学生が前年度比143人減の619人、高校生が同3人減の84人だったが、小学生は149人と同39人の増加となった主にゲームセンター入場と川遊びで注意・指導を受けた
同センターは教員や警察官OBが務める専任補導員を5人配置小・中・高校の教員も少年補導委員として335人(4月1日現在)が登録している同センターの男性補導員は「子どもの健全育成のため、再発防止を第一に活動していきたい」と話す(蝦名達也)