70回目の「終戦の日」を迎えた15日、函館市や七飯町で恒久平和を祈る催しが開かれ、参列者が戦没者の御霊に向け、静かに祈りをささげた
このうち、函館市連合遺族会(浜野幸子会長)は、函館護国神社(大橋東城宮司)で戦没者追悼平和祈願祭を開いた約50人が参列し、戦没者の霊を慰めた
終戦記念日に合わせて毎年行っており、大橋宮司が祝詞を奉上し、参列者が戦没者の冥福を祈った
浜野会長は「戦火に倒れた皆さまの無念を思うと、今もなお痛惜の念を禁じ得ない平和で希望に満ちた社会の増進に一層努力することを誓います」と追悼の辞を述べた改行参列者は玉串をささげ、静かに手を合わせた1944(昭和19)年に父親を千島で亡くした荒木千鶴子さん(74)は「父は31歳で亡くなったこれからという時だったので、この頃になってとても悲しく思う」と話した(千葉卓陽)