個人の空き地などを駐車場として貸し出す、シェア型パーキングサービス「軒先パーキング」を運営する「軒先」(東京、西浦明子社長)は、函館アリーナ(湯川町1)周辺で同サービスを展開している7月25、26日の地元出身ロックバンド「GLAY」による同アリーナこけら落としライブの際は、登録された駐車場は満車状態と、今後も大型イベント開催時などで駐車場不足を解消する一役を担いそうだ
同社はインターネットを活用し、駐車場を提供するオーナーと利用者とを仲介全国各地で約500カ所、約2000台分の駐車場を運営しており、道内では昨春から札幌ドーム周辺でサービスを開始し、函館は2地域目アリーナ開業に伴って7月から事業を始め、12日現在でアリーナ近辺で7カ所、約40台分が登録されている
同サービスは一戸建てや賃貸住宅の空き駐車場、空き地などを保有するオーナーが、同社のサイトを通じて貸し駐車場として登録収容台数や広さを通達し、自分の都合に合わせて利用料や貸し出し期間、時間帯などを指定することができる利用者はインターネットで事前予約し、クレジットカードで決済する同社によると、1日当たりの利用料は平日が7~800円、休日やイベント時は1000円ほどだといい、利用料からサービス手数料を差し引いた分がオーナーに振り込まれる
同アリーナの常設駐車場は、隣接する市民会館と共用で287台分あるが、同ライブ時は関係者駐車場として使われ、一般利用はできなかった軒先パーキングは今後同様のケースが生じた場合に一層の利用が見込まれる
同社は随時貸し駐車場を募集しており、「路上駐車などを解消するサービスでもある上手に利用していただきたい」(西浦社長)と呼び掛けている
問い合わせは同社(電話03・5726・8193)へ(蝦名達也)